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唾液の役割

2019年1月23日

こんにちは。

笛吹市一宮町の歯医者 小泉歯科です。

口の中の粘膜が乾燥していると食物を食べ難いだけでなくしゃべりにくくなったり口臭が強くなったりします。

唾液の役割は

(1) お口の粘膜を潤し、お口を滑らかに(潤滑作用・湿潤作用)

お口の中には、硬い歯とやわらかい粘膜が同居していますが、しゃべったり、食べたりしても傷つかないのは、唾液がお口の中を潤しているからです。

(2) 消化を助ける(消化作用)

唾液の中には、消化酵素のアミラーゼが含まれています。アミラーゼは、糖質を分解し、体内に吸収しやすい状態にする酵素です。

(3) 飲み込みを助ける(咀嚼・嚥下作用)

唾液との混和で適当な食塊ができるため、飲み込みやすくなります。

(4) 生体を守る(生体防御のはたらき)

人体で外に開いている部分(お口、目、鼻など)には、外から浸入してくる細菌などを防ぐ役割をしている生体防御機能がはたらいています。唾液に含まれるリゾチームは、その役割をするもののひとつで抗菌作用を持った酵素です。リゾチームは唾液だけでなく、涙や汗、リンパ腺、鼻粘液、肝臓、腸管など、生物体内に広く分布していて、色々な細菌感染から生体を守り、生命維持に欠かせないものです。また、唾液に含まれるムチンなどは、菌を凝集させ、菌塊とし、口内から排出するはたらきをしています。

(5) 味覚

私たちは、主に「甘味」・「酸味」・「塩味」・「苦味」・「うま味」といった5つの味を感じとっているので、毎日の食事を楽しむことができます。これは、食べ物に含まれる味物質が、唾液の中に溶け込み、舌の「味蕾(みらい)」と呼ばれる味覚受容器に届けられることで、味を感じることができるからです。しかし、唾液がないと、潤滑作用がなくなって舌がこすれて味蕾がなくなったり、舌炎を起こして味蕾がはたらかなくなったりします。また、味物質もきちんと味蕾に届かなくなります。つまり、唾液がなければ、私たちは物の本来の味がわからなくなるという“味覚障害”に陥ってしまうのです。

(6) お口の中を清潔に保つ(洗浄作用、自浄作用ともいう)

唾液は、お口の中を洗い流す役目を果たします。だから唾液の分泌量が少なくなってしまうと、お口の中が汚れやすくなり、ムシ歯にかかったり、口臭が出たりしやすくなります。

 

(7) 酸によって溶けた歯を修復します(再石灰化作用)

ムシ歯菌が出した酸によって歯のカルシウムやミネラルが溶け出しますが、唾液にはカルシウムやミネラルを歯に補充し、修復するはたらきがあります。これを再石灰化作用といいます。この再石灰化作用が弱い人はムシ歯にかかりやすいといえます。

つまり唾液はただの水ではありません。私たちが生きていく上で必要不可欠なものだということを認識しましょう。

口の中が乾燥することが多く物が飲み込み難いと感じるようになったら早めに歯科を受診することをお勧めします。

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